廃用予防を目的に早期にリハビリを開始し、早期離床に取り組んでいます。また、本人様、家族様の意向に沿い、多職種で連携しリハビリを提供しています。
その他、ケアマネジャーと連携をとり、患者さんの退院後の介護サービスを包括的に支援しています。
一般内科ほか
一般内科ほか

生活習慣病とは、食事・運動・睡眠・喫煙・飲酒といった日々の習慣が積み重なって引き起こされる病気の総称です。高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、脂肪肝などが含まれます。これらに共通しているのは、自覚症状が出にくいことです。血圧や血糖値が高くても、日常生活ではほとんど気づかず、痛みもありません。そのため「数値が悪くても元気だから大丈夫」と感じてしまいがちですが、血管や臓器へのダメージは静かに蓄積し、症状が出たときには合併症が起きているという順番になります。
| 病気 | 進行すると起こりうること |
|---|---|
| 高血圧 | 脳卒中(脳梗塞・脳出血)、心筋梗塞、心不全、腎機能障害、大動脈解離 |
| 糖尿病 | 神経障害・網膜症・腎症(三大合併症)、心筋梗塞、脳梗塞、足の潰瘍、感染症の重症化 |
| 脂質異常症 | 動脈硬化の進行、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患 |
| 高尿酸血症 | 痛風発作、腎機能低下、尿路結石 |
| 脂肪肝 | 肝炎、肝線維化、肝硬変、肝がん |
こうした合併症は、一度起きると元に戻せないものが多くあります。生活習慣病の治療は、いま困っている症状を取る治療ではなく、10年後20年後の体を守るための治療です。健診で指摘される数値は多くの場合まだ軽度で、この段階なら生活習慣の見直しだけで戻せることも少なくありません。「まだ大丈夫」と思えるうちに一度診せていただくのが、いちばん効率のよい対策です。
診察室で測って140/90mmHg以上、または家庭で測って135/85mmHg以上が続く場合、高血圧と診断されます。
治療の目標については、日本高血圧学会のガイドラインが2025年に改訂され、年齢や合併症によらず、原則として診察室血圧130/80mmHg未満(家庭血圧125/75mmHg未満)を目指すことになりました。以前あった75歳以上の緩やかな目標は原則廃止されています。ただし、お体の状態によっては個別に判断しますので、ご自身の目標値は診察の際にお伝えします。
診察室では緊張で高く出ることがあり(白衣高血圧)、逆に診察室では正常なのに家庭では高い方もいます(仮面高血圧)。どちらも家庭で測らないと気づけません。
朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食と服薬の前に。夜は就寝前に。座って1〜2分安静にしてから上腕で測ります。1回の値ではなく、1〜2週間の平均で判断します。血圧手帳をお渡ししますので、診察の際に、記録をお持ちください。
血液中のブドウ糖(血糖)が高い状態が続く病気です。
次のいずれかが確認された場合に糖尿病と診断されます。
HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、過去1〜2か月の平均的な血糖の状態を表す数値です。検査前日だけ食事を控えても変わらないため、日常の状態を反映します。空腹時血糖が110〜125mg/dLの範囲は「境界型」と呼ばれ、糖尿病ではありませんが発症しやすい状態です。この段階で生活習慣を見直せると、発症を防げる可能性があります。
合併症を防ぐための目標として、HbA1c 7.0%未満が一つの目安になります。ただし、年齢、糖尿病の期間、他の持病、低血糖のリスクによって、目標は一人ずつ変わります。
| 分類 | 合併症 | 特徴 |
|---|---|---|
| 三大合併症 | 神経障害 | 足の裏の感覚が鈍る。最も早く現れます |
| 網膜症 | 進行すると視力低下や失明の原因に。眼科での定期検査が必要 | |
| 腎症 | 進行すると人工透析が必要になることがあります | |
| 大血管の合併症 | 心筋梗塞・脳梗塞 | 糖尿病がない方より起こりやすくなります |
糖尿病網膜症は、かなり進行するまで自覚症状が出ません。視力が落ちてから受診すると、治療の選択肢が限られます。ご希望があれば近隣の眼科へご紹介します。また、歯周病と糖尿病にも深い関わりがあり、歯科受診もおすすめしております。こちらについても、ご希望があれば近隣の歯科へご紹介します。
食事と運動が土台になります。そのうえで必要に応じて内服薬を使い、状態によってはインスリンなどの注射薬を検討します。専門的な治療が必要と判断した場合は、連携する医療機関へご紹介します。
| タイプ | 基準 | 意味 |
|---|---|---|
| 高LDLコレステロール血症 | LDL 140mg/dL以上 | いわゆる悪玉。動脈硬化の主な原因 |
| 低HDLコレステロール血症 | HDL 40mg/dL未満 | いわゆる善玉。余分なコレステロールを回収 |
| 高中性脂肪血症 | 空腹時TG 150mg/dL以上 | 食事とアルコールの影響を受けます |
LDLコレステロールについては、目標値が一人ずつ異なります。すでに心筋梗塞や脳梗塞を起こしたことがある方、糖尿病のある方は、より低い数値を目指します。健診の基準値をクリアしていれば安心、というわけではない点にご注意ください。
食事(動物性脂肪と揚げ物を控える、青魚や食物繊維を増やす)、運動、減量、節酒が基本です。中性脂肪はとくに、アルコールと糖質を控えると比較的短期間で下がります。LDLコレステロールは体質による部分が大きく、生活習慣の改善だけでは下がりきらないことがあります。若いうちからLDLが著しく高い方、ご家族に若くして心筋梗塞を起こした方は、遺伝的な体質(家族性高コレステロール血症)の可能性もありますのでお伝えください。
血液中の尿酸が7.0mg/dLを超えた状態を高尿酸血症といいます。尿酸が結晶になって関節にたまり、急激な炎症を起こしたものが痛風発作です。足の親指の付け根に多く、赤く腫れて歩けないほど痛むのが典型的です。発作は1週間程度で自然に治まりますが、尿酸値が高いままならまた起こります。
発作中に尿酸を下げる薬を新しく開始すると、かえって症状が悪化することがあります。まずは炎症を抑える治療を行い、落ち着いてから尿酸を下げる治療に移ります。すでに尿酸を下げる薬を飲んでいる方は、発作中も自己判断で中断せず、ご相談ください。
尿酸値が高い状態は、腎機能の低下や尿路結石にもつながるので、注意が必要です。生活面では、プリン体の多い食品とアルコール(とくにビール)、果糖を含む清涼飲料を控え、水分を十分にとることが大切です。
内臓脂肪がたまることを土台に、血圧・血糖・脂質の異常が重なった状態です。一つひとつは軽度でも、重なると動脈硬化のリスクが大きく上がります。腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上に加え、以下の2項目以上に該当する場合に判定されます。
内臓脂肪は皮下脂肪と違って減らしやすく、体重の3〜5%を減らすだけでも数値が改善することがあります。
肝臓に脂肪がたまった状態です。痛みも自覚症状もないため、放置されやすい病気の代表です。
しかし脂肪肝の一部は、炎症を伴って進行し、肝臓が硬くなり(線維化)、肝硬変や肝がんに至ることがあります。お酒を飲まない方にも起こり、糖尿病や肥満、脂質異常症と深く関係しています。近年は国際的な呼称が見直され、代謝異常と関連する脂肪肝はMASLD(代謝異常関連脂肪性肝疾患)と呼ばれるようになりました。
気になる所見があった場合も、多くはそのまま院内で詳しく調べられます。
発熱、のどの痛み、鼻水、咳といった日常的な症状にも対応しています。適切な治療が必要な感染症が隠れていることもあり、ご高齢の方や基礎疾患のある方は軽い風邪症状から急速に悪化することもあるため、早めの受診をおすすめします。必要に応じて迅速検査(インフルエンザ・新型コロナウイルスなど)を実施できます。また、CT検査を用いることで、胸部レントゲンで気づきにくい肺炎なども診断できます。
当院のリハビリテーション科は外来、入院で維持期、慢性期のリハビリを中心に機能維持や改善、身体的・精神的かつ社会的に最も適した生活の獲得を目指しています。
理学療法士は疼痛緩和や運動療法による身体機能の維持、向上を行い、日常生活の自立やQOL向上に向けた支援を行っています。
| 職種 | 人数 |
|---|---|
| 理学療法士 | 4名 |
| 助手 | 1名 |

腰痛症、関節の変形性疾患などの痛みを伴う疾患の疼痛緩和や介護予防を目的とした運動療法を中心にリハビリを提供しています。
| 主な疾患 | 骨折、関節の変形疾患、関節の炎症性疾患、腰痛症などの整形疾患 |
|---|---|
| 内容 | 疼痛緩和、身体機能訓練、歩行訓練、物理療法など |

ホットパック
温熱により、疼痛緩和、筋疲労回復、浮腫の軽減、血行改善を図ります。
打撲、捻挫、関節の変形性疾患、関節リウマチ、腰痛症、五十肩などに用います。

EMS(低周波治療)
電気刺激で神経や筋肉に働きかけ、筋力維持・増強や肩こり、腰痛症などの疼痛緩和を図ります。

ウォーターベッド
水の流体圧を利用して全身のこりや痛みをほぐし、浮腫みや血行改善を図ります。

牽引(頸、腰)
専用の機器で腰や頸を引っ張り、骨と骨の間を広げて、神経や筋肉への圧迫を和らげます。
※上記症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

廃用予防を目的に早期にリハビリを開始し、早期離床に取り組んでいます。また、本人様、家族様の意向に沿い、多職種で連携しリハビリを提供しています。
その他、ケアマネジャーと連携をとり、患者さんの退院後の介護サービスを包括的に支援しています。
| 主な疾患 |
|
|---|---|
| 内容 | 疼痛緩和、身体機能訓練、基本動作訓練、歩行訓練、呼吸訓練、摂食嚥下訓練、認知機能訓練、 手作業、物理療法など |
| 退院前訪問 | 在宅復帰の場合、退院前にリハビリスタッフがご自宅を訪問し、必要に応じて環境面の調整、 介助方法の指導などを行います。 |
通院が難しくなった場合も治療を中断せずに続けられるよう、当院ではご自宅や入居施設へお伺いする訪問診療を行っています。通院が困難になってきた方、退院後の療養にご不安のある方は、外来でご相談いただけます。ケアマネジャー・相談員の方からのご連絡もお待ちしております。
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